要介護状態の高齢者の生活全般を多職種がサポートしている入所型介護施設は、週末や年末年始も介助の手が必要不可欠です。
シフト制の勤務体制を導入し、常時スタッフを配置して滞りなく細やかにケアできる環境を整えなければいけません。時間割は事業所によって異なりますが、4交代制が一般的です。
早番は朝食の準備に合わせて出勤し、午後のレクリエーションとおやつの時間が一段落する16時頃には業務終了です。日勤は、朝のケア以降の日中の介護を主に担っています。遅番は、昼食前に出勤して夕食と就寝前のケアが終了すると退勤できます。夜勤は、夕食前から翌朝のケアが終了するまでの時間帯に従事しケアをし、日勤と入れ替わる形で仕事場を後にするようです。
正職員の場合は、4週8休制が採用されており、1ヶ月当たりの平均勤務日数は22~23日です。通常1ヶ月単位でシフトが組まれ、夜勤は3~5日あるようです。夜勤は他の勤務形態よりも拘束時間が長くハードなため、1日休みを挟んだ上で次の勤務を迎えることが原則となっています。パート職員は日勤か夜勤専従型を選べるようですが、正社員では勤務形態を選り好み出来ないところが多いようです。因みに、派遣社員の場合は、勤務形態も期間もライフスタイルに合わせて選択できる上に、サービス残業を強要されることが少ないようです。時給制の契約の下で働けるので、勤務した分だけしっかりと給与を得られます。但し、派遣会社によっては、各種保険や有給休暇が完備していないケースもあるようです。